板金工事

板金工事

修理・リフォーム

住宅の建築の中で金属部分の工事が「建築板金工事」です。
金属部分は金属屋根や外壁をはじめ、住宅の隙間やつなぎ目の部分など、雨や風の侵入を防ぐ為に細かな手作業での板金加工が必要となります。

これらの作業はすべてそれぞれの住宅の施工場所の形状に合わせて加工する必要がありますので、規格品を使うことはできません。雨水の流れを計算し、雨水が住宅に侵入することのないよう、熟練の技術が必要不可欠となります。

板金工事

別名「雨じまい」

住宅における板金工事は金属屋根の施工だけでなく、住宅全体を雨や風から守る工事となるので、別名「雨じまい」ともいわれます。

屋根板金の種類

  • 棟板金
    棟板金
    (むねばんきん)
    棟板金は、屋根の最上部に位置する棟(屋根の尾根部分)に設置される金属製の部材です。スレート屋根、金属屋根などにおいて、屋根内部への雨水侵入を防ぐ役割を果たします。屋根の頂部は雨風に直接さらされるため、他の板金部分に比べて劣化しやすい箇所です。
  • 谷板金
    谷板金
    (たにばんきん)
    谷板金は、屋根の谷部分(屋根の異なる傾斜が合わさる内角部分)に設置される金属製の部材です。この部分は水の流れが集中しやすく、特に雨水の侵入を防ぐための重要な機能を担っています。雨の影響を受けやすく、劣化が起こりやすい箇所でもあります。
  • 水切り板金
    水切り板金
    (みずきりばんきん)
    水切り板金は、建物の壁際や屋根の軒先などに設置される金属製の部材です。ケラバ水切りや雨押え水切りなど、水切り板金にも様々な種類があります。建物の構造を雨水から守るために使用され、その名の通り水を切って建物外部へ導く役割を果たします。
匠ひおき

雨漏りの原因で多いのは、棟板金の突風による破損や谷板金の劣化などです。
板金工事は建物に必要不可欠で、雨水の流れを計算し、住宅に雨水が入らないように確実に作業を行います。