滋賀県草津市のN様邸で行った屋根改修工事をご紹介します。
色あせと苔が広がったスレート屋根と、屋根の頂部(棟)を覆う錆びた棟板金を、ガルバリウム鋼板の「立平葺き(たてひらぶき)」の金属屋根に改修しました。新しい防水シート(下葺き材)から、軒先・ケラバ・棟の板金まで一式で新しくしています。完成すると見えなくなる部分も含めて、工事の流れを写真でご覧ください。
工事概要
- 施工エリア:滋賀県草津市
- 施工時期:2026年9月
- 建物:戸建て住宅(切妻屋根)
- ご相談内容:屋根の傷みの点検と改修
- 工事種別:屋根改修工事(金属屋根 立平葺き)
- 既存屋根:スレート屋根
- 使用材料:ガルバリウム鋼板 立平葺き(板厚0.35mm・ブラック系)/粘着層付き改質アスファルトルーフィング(下葺き材)/同色の棟包み・ケラバ水切り・軒先唐草
- 主な施工内容:下葺き材の施工/立平葺き/軒先唐草の取り付け/ケラバ水切りの取り付け/棟板金の取り付け(下地共)
- 保証:屋根工事保証10年
ご相談のきっかけ
屋根の傷みを見てほしいというご相談をいただき、職人が屋根に上がって、スレートの面・棟板金・屋根の端(ケラバ)を一つずつ確かめ、写真を見ていただきながら状態をご説明しました。
施工前|調査でわかったこと
スレートの表面は色あせが進み、苔が広く付いていました。屋根材の塗膜は雨や紫外線から表面を守る役目がありますが、ここまで色が抜けると、表面が水を吸いやすくなっていきます。

いちばん傷みが目立ったのは、屋根の頂部を覆う棟板金です。塗装が落ちて全体が錆び、継ぎ目のまわりまで錆が進んでいました。棟板金は、雨が入りやすい屋根の頂部をふさぐ大事な部材です。錆や釘の浮きを放っておくと、内側の下地(貫板)が傷み、強い風で板金が外れることもあります。


屋根の端(ケラバ)の板金にも色あせと錆が見られました。棟だけを直しても、屋根の面と端の板金の傷みは残ります。そこで今回は、棟・ケラバ・軒先の板金と屋根の面をまとめて新しくする改修をご提案しました。
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工事の流れ
1. 下葺き材(防水シート)の施工
屋根の面に、粘着層付きの改質アスファルトルーフィングを張りました。屋根材のすぐ下で雨水を止める、いわば二次防水の層です。粘着層があるため、留め付けの釘穴まわりからも水が入りにくい材料です。
2. 立平葺きの金属屋根を張る
軒先に唐草(軒先の水切り板金)、屋根の端にケラバ水切りを取り付けてから、立平葺きの金属屋根を軒先から棟へ向かって張っていきました。立平は屋根の流れに沿って縦方向に一枚で張る屋根材で、途中に横の継ぎ目がなく、雨水がまっすぐ流れ落ちます。
職人の工夫|棟包みの下に「面戸」を入れる
立平葺きは、板と板をつなぐ山(はぜ)が等間隔に並びます。そのまま棟包みをかぶせると、山と山の間にすき間が残り、強い雨風のときに水やほこりが吹き込む原因になります。そこで、棟包みをかぶせる前に、すき間をふさぐ部材(面戸)を山の間に一つずつ入れています。棟包みをかぶせると見えなくなりますが、長く安心して住んでいただくために欠かせない手間です。


3. 棟板金(棟包み)の取り付け
新しい下地(貫板)を据えたうえで、屋根と同じ色の棟包みをかぶせ、側面からビスで留めました。古い棟板金のように錆びた釘が浮いてくる心配を減らす納め方です。


施工後
色あせたスレートと錆びた棟板金が、ブラック系の立平葺きの屋根に生まれ変わりました。軒先・ケラバ・棟の板金も同じ色でそろえ、すっきりとした仕上がりです。





動画で見る施工の様子
工法・材料のメリット
- 雨水がまっすぐ流れる:立平葺きは横の継ぎ目がなく、縦の山に沿って雨水が流れ落ちるため、水が溜まりにくい屋根です。
- 錆に強いガルバリウム鋼板:アルミと亜鉛のめっきで鋼板を守る、金属屋根の定番の材料です。
- 屋根の端から頂部までまとめて新しく:棟・ケラバ・軒先の板金を屋根と同時に新しくしたことで、部分ごとに傷みの時期がずれる心配が少なくなります。
- 屋根工事保証10年:工事後も安心してお住まいいただけるよう、保証をお付けしています。
よくあるご質問
Q. 滋賀県草津市でも屋根の点検や工事をお願いできますか?
A. はい、対応しています。奈良県を中心に、三重・大阪・京都・和歌山・滋賀・兵庫で屋根工事を行っています。まずは無料点検や、写真を送っていただくLINE相談をご利用ください。
Q. 棟板金が錆びたり、釘が浮いたりしているのは放っておいても大丈夫ですか?
A. おすすめしません。棟板金の内側には貫板(ぬきいた)という木の下地があり、すき間から雨水が入ると傷んで、釘やビスが効かなくなります。強い風で板金が外れる前に点検をおすすめします。
Q. 棟板金だけ交換するのと、屋根全体を直すのはどう決めますか?
A. 屋根材の傷み具合で決めます。屋根の面がまだしっかりしていれば棟板金の交換で済むこともあります。今回は屋根の面やケラバの板金にも傷みが広がっていたため、まとめて改修しました。職人が屋根に上がって確かめ、写真でご説明します。
Q. 立平葺きとはどんな屋根ですか?
A. 金属の板を屋根の流れに沿って縦に張り、板と板を山(はぜ)でつなぐ屋根です。横の継ぎ目がないので雨水がまっすぐ流れ、シンプルで落ち着いた見た目に仕上がります。
Q. 工事中も家で生活できますか?
A. 屋根の上での工事が中心のため、ふだんどおりお住まいいただけます。作業の音が出る時間帯などは、事前にご説明します。
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屋根の下地について詳しく知りたい方は、職人コラム「野地板(のじいた)とは?屋根の下地が傷む原因・見分け方」もご覧ください。
滋賀県草津市の屋根修理は「屋根修理の匠ひおき」へ
「屋根修理の匠ひおき」は、1954年創業、親子三代で続く板金・屋根工事店です。調査から工事まで職人が直接うかがい、屋根の状態を写真でご説明したうえで、必要な工事をご提案します。
奈良・三重・大阪・京都・和歌山・滋賀・兵庫に対応しています。屋根の色あせや棟板金の錆が気になる方は、お気軽に無料点検をご利用ください。
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