兵庫県西宮市新甲陽町のU様邸で行った屋根改修工事(化粧スレートから金属屋根へのカバー工法)の施工事例をご紹介します。あわせて妻壁のカバー工事、雨どいの新設、板金工事、外壁塗装まで、住まいの外まわりをまとめてリフォームしました。高台に建つお住まいで、屋根も外壁も風雨をまともに受ける立地。だからこそ「次の20年、30年を見据えた仕様」でご提案しています。現地の状態から仕上がりまで、工程ごとの写真とあわせてご紹介します。
工事概要|兵庫県西宮市・屋根改修+壁カバー・雨どい新設
- 施工エリア:兵庫県西宮市
- 建物:戸建住宅(高台の住宅地)
- 工事種別:屋根改修工事/壁カバー工事/雨どい新設/板金工事/外壁塗装
- 既存屋根:化粧スレート(アーバニー、旧クボタ製)
- 採用工法:屋根カバー工法(既存スレートの上に軒先のみ構造用合板を増し張り+アスファルトルーフィング+スーパーガルテクト)
- 使用屋根材:アイジー工業「スーパーガルテクト」(超高耐久ガルバ+断熱材一体型の金属屋根材・横葺き)
- 主な施工内容:仮設足場/屋根カバー工法/妻壁カバー工事(木下地・透湿防水シート・金属サイディング)/雨どい新設/棟・けらば・谷などの役物板金/外壁塗装・付帯部塗装
- 工期:約一か月
ご相談のきっかけ|「屋根も外壁も、まとめてきれいにしたい」
築年数が経ち、屋根の色あせや妻壁の傷みが目立ってきたことがご相談のきっかけでした。西宮の高台という立地は眺望がすばらしい反面、風当たりが強く、屋根・外壁ともに紫外線と雨風の影響を受けやすい環境です。
足場を組む工事は、一度にまとめて行うほど費用対効果が高くなります。今回は屋根・妻壁・雨どい・外壁塗装をワンセットでご提案し、「次に足場を組むのは十数年先」という状態を目指しました。
施工前|色あせと苔が進んだ化粧スレート屋根
現地調査では、化粧スレート(カラーベスト)の表面塗膜がすでに失われ、屋根全体に色あせと苔の付着が見られました。谷板金には土砂が堆積し、天窓(トップライト)まわりのシーリングも硬化。まだ室内への雨漏りには至っていませんでしたが、防水機能の面では限界が近い状態でした。


屋根カバー工法の流れ|下地補強から仕上げまで
1. 仮設足場の設置と既存屋根の確認
高台の敷地で高低差があるため、安全に作業できる足場計画が品質を左右します。足場が組み上がったら、屋根に上がって既存の下地・棟まわり・取り合い部を一つひとつ確認していきます。
2. トップライトの解体撤去




3. 構造用合板の増し張りで下地を補強

今回のカバー工法では、既存の箱樋の部分の軒先だけを撤去せずに、そのまま構造用合板を増し張りして新しい下地をつくりました。
既存屋根を活かすことで撤去・処分費を抑えつつ、金属屋根材をしっかり留め付けられる強固な下地を確保できます。

4. アスファルトルーフィング(防水シート)の敷設
屋根の防水性能を最終的に担っているのは、屋根材ではなくその下のルーフィングです。
軒先から棟へ向かって重ねながら、すき間なく敷き込んでいきます。万一、金属屋根の下に雨水が回り込んでも、このルーフィングが建物内部への浸入を食い止めます。

5. スーパーガルテクトの施工
下葺きが終わったら、アイジー工業のスーパーガルテクトを軒先から棟へ向かって葺き上げていきます。
断熱材が一体になった金属屋根材で、1㎡あたり約5kgと非常に軽量。横葺きタイプはフラットで直線的な仕上がりになり、モダンな外観によく合います。軽い屋根材なので、既存屋根を残すカバー工法でも建物への荷重負担を最小限に抑えられます。


6. けらば・棟などの役物板金
屋根の寿命を決めるのは、実は平場よりも「端部」です。
けらば(妻側の端)、棟、谷、壁との取り合い——雨水が集まりやすい部分の板金をていねいに納めることで、長期にわたる雨仕舞いを確保します。

あわせて実施|妻壁のカバー工事
屋根と同時に、傷みが進んでいた妻壁(切妻の三角部分)もカバー工法で改修しました。屋根の一番高い位置にあり、雨風を最も受ける部分です。
既存の下地は経年でかなり傷んでいました。
ここを塗装だけで済ませても根本的な解決にはならないため、下地をつくり、SPビレクトというアイジー工業のサイディング材でカバーする方針としました。



「SPビレクト」という金属サイディングでカバー
仕上げに金属サイディングを張り、妻壁を一新しました。軽量で雨に強く、メンテナンスの手間も少ない仕様です。

雨どいの新設と板金工事
あわせて雨どいを新設しました。雨どいは屋根に降った雨を確実に地上へ導く、住まいの「排水設備」です。
ここが詰まったり外れたりすると、外壁を伝った雨水が思わぬところから浸入し、外壁の劣化や雨漏りの原因になります。

施工後|新しい金属屋根
色あせた化粧スレート屋根が、シャープなスーパーガルテクトの金属屋根へ。
妻壁の金属サイディングと色調をそろえたことで、建物全体が引き締まった印象になりました。防水性・耐久性が大きく向上し、これから先も長く安心してお住まいいただけます。


屋根カバー工法を選ぶメリット
- 撤去・処分費がかからない:既存の屋根材を撤去しないため、葺き替えに比べて費用を抑えられます。
- 工期が短い:解体工程がないぶん工期が短縮でき、生活への影響も少なくて済みます。
- 断熱性・遮音性が向上:屋根が二重構造になり、夏の熱や雨音がやわらぎます。
- アスベスト含有スレートでも安心:既存屋根を壊さないため、粉じんの飛散リスクを抑えられます。
※ 下地の傷みが激しい場合や、瓦屋根など屋根形状によっては、カバー工法ではなく葺き替えが適していることもあります。まずは現地調査で最適な工法をご提案します。
スーパーガルテクトを選ぶメリット
- とにかく軽い:1㎡あたり約5kg。化粧スレートの約1/4、和瓦の約1/10の軽さで、建物への負担と地震時の揺れを抑えます。
- 超高耐久ガルバでサビに強い:アルミ・亜鉛・マグネシウムを含むめっき層が、長期にわたり鋼板をサビから守ります。
- 断熱材一体型:ポリイソシアヌレートフォームの断熱材が屋根裏への熱の伝わりをやわらげ、雨音も抑えます。
- 充実の製品保証:メーカー製品保証は塗膜15年・赤さび20年・穴あき25年(※沖縄・南西諸島、海岸線より500m以内の塩害地域などは対象外)。
よくあるご質問
Q. 屋根・外壁・雨どいをまとめて工事したほうがいいですか?
A. 足場が必要な工事は、まとめて行うほどトータルコストを抑えられます。足場代を何度も払わずに済むためです。
Q. カバー工法だと屋根が重くなりませんか?
A. 金属屋根材は非常に軽量です。既存の化粧スレートに重ねても、瓦屋根に比べればはるかに軽い仕上がりになります。
Q. 天窓(トップライト)は撤去できますか?
A. できます。天窓まわりは雨漏りが起きやすい部位なので、今回は撤去し、新しく屋根にするご提案をしました。
Q. 工事期間はどれくらいかかりますか?
A. 建物の規模と工事範囲によりますが、足場設置から解体まで数週間程度が目安です。着工前に工程表をお渡しします。
兵庫県西宮市の屋根改修・屋根リフォームは「屋根修理の匠ひおき」へ
創業72年の屋根修理の匠ひおき(株式会社日置)は、兵庫・大阪・京都・奈良・三重・和歌山・滋賀で、屋根・外壁・雨どい・防水・雨漏り修理に対応しています。西宮市をはじめ兵庫県内の施工実績も多数ございます。
「屋根が色あせてきた」「妻壁や軒まわりが傷んできた」「そろそろ足場を組んでまとめて直したい」——そんな段階でのご相談が、いちばん費用も工期も抑えられるタイミングです。現地調査・お見積りは無料で承っております。お気軽にお問い合わせください。


