【奈良県天理市】屋根カバー工法|太陽光パネル脱着+スーパーガルテクト|外壁シーリング工事事例

奈良県天理市のS様邸にて行った屋根カバー工法(スーパーガルテクトによる重ね葺き)外壁シーリング打ち替え工事の施工事例をご紹介します。「太陽光パネルを載せたままのスレート屋根が、そろそろ心配」というご相談をいただき、太陽光パネルを一度取り外したうえで、既存のスレート屋根の上に軽量・高耐久の金属屋根材をカバー工法で施工しました。あわせて外壁の目地・サッシまわりのシーリングも超高耐久材で打ち替えています。現地調査から仕上げまでの流れを、施工写真とあわせて詳しくご紹介します。

工事概要|奈良県天理市・屋根カバー工法+外壁シーリング工事

  • 施工エリア:奈良県天理市
  • 建物:戸建住宅(太陽光パネル設置あり)
  • 工事種別:屋根改修工事(屋根カバー工法・重ね葺き)/外壁シーリング工事
  • 既存屋根:化粧スレート(カラーベスト)
  • 使用屋根材:アイジー工業「スーパーガルテクト」(超高耐久ガルバ+断熱材一体型の金属屋根材)
  • 下葺き材:粘着式ルーフィング(田島ルーフィング「タディスセルフ」または同等品)
  • 施工面積:屋根 約80㎡
  • 使用シーリング材:オートンイクシード(超高耐久シーリング材)
  • シーリング施工数量:目地・サッシまわり 約306m/軒天取り合い 約46m
  • 主な施工内容:仮設足場/太陽光パネル脱着(38枚・固定金具94個)/粘着式ルーフィング施工/スーパーガルテクト葺き/唐草(軒先水切り)・ケラバ水切り・谷板金・壁際雨押さえ板金・棟板金交換/外壁シーリング打ち替え
  • 屋根工事の工期:約2週間
  • 保証:屋根工事保証10年(当社の施工不良を原因とする雨漏り等の不具合が発生した場合、無償にて補修対応。※自然災害および第三者の人為的な破損による被害は対象外)

ご相談のきっかけ|「太陽光パネルを載せたスレート屋根が心配」

今回のご相談は、「築年数が経ってスレート屋根の傷みが気になる」「太陽光パネルを載せているので、雨漏りしてからでは工事が大掛かりになりそう」というお声からスタートしました。

太陽光パネルが設置された屋根は、パネルの下が点検しづらく、劣化の進行に気づきにくいという特徴があります。また、いざ屋根を直そうとするとパネルの脱着費用が発生するため、「どうせやるなら傷みが浅いうちにまとめて」と考えるのが、結果的にもっとも費用を抑えられる進め方です。現地調査のうえ、既存屋根を撤去しないカバー工法をご提案しました。

施工前|経年で色あせた化粧スレート屋根

現地調査では、化粧スレート(カラーベスト)の表面塗膜が経年で失われ、色あせ・くすみが屋根全体に広がっている状態でした。棟板金まわりや谷板金にも経年の傷みが見られます。まだ雨漏りには至っていませんが、この段階で手を打っておくことで、下地の劣化を防ぎ、工事費用も工期も最小限に抑えられます。

【施工前】奈良県天理市S様邸 太陽光パネルを設置した化粧スレート屋根の全景
【施工前】奈良県天理市S様邸 太陽光パネルを設置した化粧スレート屋根の全景
【施工前】色あせが進んだスレート屋根と太陽光パネル(奈良県天理市)
【施工前】色あせが進んだスレート屋根と太陽光パネル(奈良県天理市)
【施工前】下屋と谷板金まわりの状態
【施工前】下屋と谷板金まわりの状態
【施工前】棟板金まわりに見られた経年の傷み
【施工前】棟板金まわりに見られた経年の傷み

屋根カバー工法の流れ|太陽光パネルの脱着から仕上げまで

1. 仮設足場の設置と太陽光パネルの一時撤去

作業の安全と仕上がりの品質を確保するため、建物まわりに足場を設置します。今回は太陽光パネルの仮置き場として、足場にステージも組みました。続いて太陽光パネル38枚と固定金具94個をていねいに一時撤去し、配線も含めて管理しながら保管します。

【施工中】太陽光パネルを一時撤去したスレート屋根
【施工中】太陽光パネルを一時撤去したスレート屋根

2. 粘着式ルーフィング(防水シート)の施工

屋根防水の要となるのがルーフィング(下葺き材)です。今回は粘着式ルーフィングを採用し、既存スレートの上にすき間なく密着させて敷き込みました。粘着式は釘穴からの浸水リスクが少なく、カバー工法との相性にすぐれています。万一、金属屋根材の下に雨水が回り込んでも、このルーフィングが建物内部への浸入を食い止めます。雨漏り対策で最も重要な工程のひとつです。

【施工中】既存スレートの上に粘着式ルーフィングを敷き込む
【施工中】既存スレートの上に粘着式ルーフィングを敷き込む
【施工中】ルーフィング施工中|既存屋根との違いがよくわかる一枚
【施工中】ルーフィング施工中|既存屋根との違いがよくわかる一枚
【施工中】屋根全面にルーフィング(下葺き材)の施工が完了
【施工中】屋根全面にルーフィング(下葺き材)の施工が完了

3. スーパーガルテクトの葺き上げ

下葺きが終わったら、いよいよ屋根材本体の施工です。アイジー工業のスーパーガルテクトを、軒先から棟に向かって一枚ずつ確実に葺き上げていきます。断熱材が一体になった金属屋根材で、1㎡あたり約5kgと非常に軽量。既存のスレート屋根を残すカバー工法でも、建物への荷重負担を最小限に抑えられます。

【施工中】スーパーガルテクトを軒先から一枚ずつ葺き上げる
【施工中】スーパーガルテクトを軒先から一枚ずつ葺き上げる
【施工中】スーパーガルテクトの葺き上がり
【施工中】スーパーガルテクトの葺き上がり

4. 棟板金・役物板金の施工

屋根の耐久性を左右するのは、実は板金の納まりです。棟には木下地を新たに設置したうえで棟板金を交換し、軒先には唐草(軒先水切り)、けらばにはケラバ水切り、屋根の谷部分には谷板金を施工しました。役物板金がていねいに納まっているかどうかが、10年後・20年後の雨仕舞いを大きく左右します。

【施工中】棟板金の木下地を設置
【施工中】棟板金の木下地を設置
【施工中】棟板金の取り付け
【施工中】棟板金の取り付け
【施工中】棟頂部の納まり処理
【施工中】棟頂部の納まり処理

5. 太陽光パネルの再設置

屋根が仕上がったら、一時撤去していた太陽光パネルを復旧します。新しい金属屋根に合わせて固定金具・架台を取り付け直し、パネルを再設置。取付部はキャッチ工法といい、屋根に穴を開けずに取り付けるため、雨漏りの原因をつくらないよう納めることができます。

【施工中】太陽光パネルの固定金具・架台を取り付け
【施工中】太陽光パネルの固定金具・架台を取り付け
【施工中】太陽光パネルの再設置
【施工中】太陽光パネルの再設置
【施工中】太陽光パネルの復旧が完了
【施工中】太陽光パネルの復旧が完了

6. 壁際雨押さえ・雨仕舞いの仕上げ

下屋(げや)と外壁が取り合う壁際には、雨押さえ板金を木下地とあわせて施工します。竪樋のまわりなど、細部の納まりまで一つひとつ確認しながら仕上げていきます。細部の処理こそ、雨漏りを防ぎ、屋根を長持ちさせるための重要なポイントです。

【施工中】壁際の雨押さえ板金の納まり
【施工中】壁際の雨押さえ板金の納まり
【施工中】竪樋まわり・壁際雨押さえ板金の仕上げ
【施工中】竪樋まわり・壁際雨押さえ板金の仕上げ

施工後|軽くて丈夫な金属屋根へ

色あせた化粧スレート屋根が、落ち着いたワインレッド系のスーパーガルテクトへと生まれ変わりました。防水性・耐久性が大きく向上し、太陽光パネルも問題なく復旧。雨漏りの不安が解消され、これから先も長く安心してお住まいいただけます。

【施工後】スーパーガルテクトで生まれ変わった金属屋根(奈良県天理市)
【施工後】スーパーガルテクトで生まれ変わった金属屋根(奈良県天理市)
【施工後】太陽光パネルを復旧した完成後の屋根
【施工後】太陽光パネルを復旧した完成後の屋根

あわせて実施|外壁シーリング(コーキング)打ち替え工事

足場があるうちに、外壁のシーリング(コーキング)も打ち替えました。シーリングは外壁材のすき間や動きを吸収し、雨水の浸入を防ぐ大切な部材ですが、紫外線と経年で硬化・ひび割れ・肉やせが進みます。今回は目地・サッシまわり 約306m、軒天取り合い 約46mを施工しました。

使用したのはオートンイクシード。独自の「LSポリマー」により期待耐用年数は20〜30年(一般的なシーリング材の約2〜3倍)とされ、汚れも防ぎます。打ち替えの回数を減らせるため、長い目で見るとコストを抑えられる材料です。

1. 既存シーリングの撤去

劣化した既存のシーリングをカッターでていねいに切り取り、完全に撤去します。この撤去が甘いと新しいシーリングが密着せず、早期の剥離につながります。

【外壁シーリング工事】既存シーリングの撤去
【外壁シーリング工事】既存シーリングの撤去

2. 養生(マスキング)

外壁を汚さず、シーリングのラインをまっすぐ美しく仕上げるため、目地の両側をマスキングテープで養生します。

【外壁シーリング工事】マスキングテープによる養生
【外壁シーリング工事】マスキングテープによる養生

3. プライマー塗布

シーリング材と外壁材をしっかり接着させるための下塗り材(プライマー)を、目地にていねいに塗布します。

【外壁シーリング工事】プライマーの塗布
【外壁シーリング工事】プライマーの塗布

4. シーリング材の充填(打設)

オートンイクシードを目地の奥までしっかりと充填し、ヘラで押さえて密着させながら成形していきます。

【外壁シーリング工事】オートンイクシードの充填(打設)
【外壁シーリング工事】オートンイクシードの充填(打設)

5. 仕上げ・完了

マスキングテープを撤去し、外壁目地・サッシまわり・換気フードまわりまで、シーリングの打ち替えが完了しました。

【外壁シーリング工事】外壁目地のシーリング打ち替え完了
【外壁シーリング工事】外壁目地のシーリング打ち替え完了
【外壁シーリング工事】サッシまわりのシーリング打ち替え完了
【外壁シーリング工事】サッシまわりのシーリング打ち替え完了
【外壁シーリング工事】換気フードまわりのシーリング完了
【外壁シーリング工事】換気フードまわりのシーリング完了

屋根カバー工法(重ね葺き)のメリット

既存の屋根を撤去せず、その上から新しい屋根材を重ねる工法が「カバー工法(重ね葺き)」です。化粧スレート屋根のリフォームで多く選ばれている理由は次のとおりです。

  • 廃材が出ないので費用を抑えられる:既存屋根の撤去・処分費がかからず、葺き替えに比べてコストを抑えられます。
  • 工期が短い:解体工程がないぶん工期が短く、生活への影響を抑えられます。
  • 屋根が二重になり断熱性・遮音性が向上:既存屋根+断熱材付き金属屋根で、夏の暑さや雨音がやわらぎます。
  • アスベスト含有スレートでも安心:既存屋根を壊さないため、粉じんの飛散リスクを抑えられます。

※ 下地の傷みが激しい場合や、瓦屋根など下地の状況によっては、カバー工法ではなく葺き替えが適しているケースもあります。まずは現地調査で最適な工法をご提案します。

スーパーガルテクトを選ぶメリット

今回採用したアイジー工業「スーパーガルテクト」は、屋根カバー工法で選ばれることの多い金属屋根材です。

  • とにかく軽い:1㎡あたり約5kg。化粧スレートの約1/4、和瓦の約1/10の軽さで、建物への負担と地震時の揺れを抑えます。
  • 超高耐久ガルバでサビに強い:アルミ・亜鉛・マグネシウムを含むめっき層が、長期にわたり鋼板をサビから守ります。
  • 断熱材一体型:ポリイソシアヌレートフォームの断熱材が屋根裏への熱の伝わりをやわらげ、雨音も抑えます。
  • 充実の製品保証:メーカー製品保証は塗膜15年・赤さび20年・穴あき25年(※沖縄・南西諸島、海岸線より500m以内の塩害地域などは対象外)。

よくあるご質問|太陽光パネル付きの屋根リフォーム

Q. 太陽光パネルが載っていても屋根工事はできますか?

A. できます。今回のようにパネルを一度取り外し、屋根工事の完了後に再設置します。脱着費用は別途かかりますが、雨漏りが発生してから直すより結果的に費用を抑えられるケースがほとんどです。

Q. カバー工法だと屋根が重くなりませんか?

A. スーパーガルテクトは1㎡あたり約5kgと非常に軽量です。既存のスレート屋根に重ねても、和瓦屋根に比べればはるかに軽い仕上がりになります。

Q. 屋根工事と外壁シーリングは一緒にやったほうがいいですか?

A. 足場を一度で済ませられるため、まとめて実施するのがおすすめです。足場代を二重に払う必要がなく、トータルコストを抑えられます。

Q. 工事中は家にいなくても大丈夫ですか?

A. 屋根・外壁の工事は屋外作業が中心のため、基本的にご不在でも問題ありません。作業内容や進捗は写真でご報告しています。

奈良県天理市の屋根カバー工法・屋根リフォームは「屋根修理の匠ひおき」へ

創業72年の屋根修理の匠ひおき(株式会社日置)は、奈良・三重・大阪・京都・和歌山・滋賀・兵庫で、屋根・外壁・雨どい・雨漏り修理に対応しています。天理市をはじめ、奈良県内の施工実績も豊富です。

「スレート屋根が色あせてきた」「太陽光パネルを載せているけれど屋根が心配」「外壁のコーキングが切れてきた」——そんな段階でのご相談が、いちばん費用も工期も抑えられるタイミングです。現地調査・お見積りは無料で承っております。お気軽にお問い合わせください。

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