「波トタン屋根を葺き替えたい」とのご相談をいただきました。
【施工地域】三重県津市
【築年数】40年以上
【施工箇所】平屋
【使用材料】ガルバリウム鋼版
【施工方法】葺き替え 立平葺き
【施工期間】約2週間
三重県津市にお住まいのM様から、波トタン屋根の張り替えのご要望をいただきました。
長年使用してきた波トタンの様子(コルタールという黒い塗装がしてあります)
☟杉皮が現れました。
この杉皮は今でいうルーフィングの役割を担っています。
☟(左の写真)波トタンを撤去した後、下地はそのまま残し、構造用合板12mmを施工します。
(右の写真)新しい合板下地の上に、ルーフィング(防水シート)を全面に敷き、防水性を高めます。(※写真の桟木はルーフィングが飛ばないよう仮止めしています)
ルーフィングは屋根からの雨漏りのリスクを大幅に軽減します。
本体の屋根材は、SGL鋼板(ガルバリウム鋼板)の立平葺きを縦方向に施工しました。
SGL鋼板は耐久性・耐食性に優れており、台風や強風、雨に強い屋根材として最適です。
Before/After
☟新しく破風板の板金もばっちり取り付けました。
↓谷樋の交換も致しました。
落ち葉が詰まり、雨漏りを起こしていました。
Before/After
Before 古い銅板の谷樋は、酸性雨で穴が開いており、テープ補修がなされていました。
After 新しくなったステンレス製の谷どい 下からの様子
上からの様子
雨天時の作業対応
今回の工事は、台風や雨が頻繁に発生する季節と重なりました。
天候による作業の中断を防ぐために、ブルーシートで屋根全体を覆いながら作業を行い、天候の影響を最小限に抑えつつ、安全に施工を進めました。
M様邸の屋根は3面に分かれているため、施工には通常よりも時間がかかりましたが、丁寧に一つ一つの作業を行うことで、最終的にきれいに仕上がりました。
M様、この度は屋根修理の匠ひおきにご依頼いただきありがとうございました。このガルバリウム鋼版は耐久性にも優れているのでとても人気の材質です。また他の箇所で工事が必要な際にはぜひご相談ください。
この度はありがとうございました。